住宅ローンと離婚トラブルに関する豆知識

「離婚後、ローンの残る家に住み続ける場合、絶対にしてはいけない事」

離婚して問題になるのが住む場所のことではないでしょうか。
心機一転新しい場所、住まいでスタートを切りたいと思う方もいらっしゃるかと思いますが、お子さんがいらっしゃる場合なかなかそうはいきません。
親の都合で転校させたくない、受験期や思春期、お友達環境など、なるべく環境を変えてあげたくないと思う人も多いと思います。

実際、元夫が出ていき、元妻とこどもが持家にそのまま住み続けるケースが多く見られます。

そんな場合、もしあなたの家にローンが残っていたら、絶対にしてはいけない事があります。

それは、
「不動産とローンの名義が夫のまま家に住み続ける事」
です。

元夫が名義人の持家で、財産分与養育費の代わりとして夫が住宅ローンを支払い続けているという方もいらっしゃいますが、離婚後何年かたってトラブルが起こることが本当に多いのです。
別れた相手の名義のまま住み続けるということもずっと縁が切れないという事にもなります。

ローンの名義を妻にして払い続ける事ができたら一番いいのですが、妻によほどの経済力がない限り現実的ではありません。

元夫がローン終了時まで毎月きちんと支払ってくれる事を信じるしかないのですが、その保障はあるのでしょうか?

実際、養育費の支払い率が2割という驚くほど低い割合を見ても分かる通り、離婚時まで信用できる相手でも、離婚後どんな風に相手の環境が変わるかまで予測することはできません。
何年かたって、相手が失業や病気などで経済状況が悪化したり、または再婚してローンまで手が回らなくなる可能性もあるのです。

実際に下記のような事例が多々見られます。ある日突然我が家にいられなくなる事があるのです。

  • ローンが夫名義で支払いが滞ったため、突然住宅が競売にかけられて家に住めなくなった事例
  • 夫名義の住宅が元妻の知らないうちに勝手に売却されて住めなくなった事例

それでは安心して、子どもと共に住み慣れた家に住み続けるにはどうすればよいのでしょうか。

その場合、「リースバック」という方法で住み続けることを提案致します。

リースバックの基本となるのは、ローン返済中の住宅を第三者に売却した後に自分自身でその住宅を借りて住むという方法です。
住宅自体は自分の所有物ではなくなりますが、結果的にその住宅に住み続ける事ができます。
また、近親者に経済的援助が見込める場合、自宅を買取ってもらい、買戻し人(親族・知人)にローン(もしくは家賃として)を返済していくことになります。

実際、住宅は自分のものではなくなり、賃貸マンションのような状態になるのですが、安心して同じ環境のまま住み続けられるというメリットは大きいといえるのではないでしょうか。