住宅ローンと離婚トラブルに関する豆知識

憧れの新築マンション生活から一転離婚へ 夫婦がとった選択とは

人気のある立地に白とグレーのスタイリッシュな新築予定マンション。広さも80㎡の3LDKで、これから家族が増えても十分対応できます。
そして何よりも魅力的だったのはキッチンに可愛いモザイクタイルが貼られ、まるでカフェのような雰囲気だったこと。
新婚アラサーのNさんは共働きだったこともあり、少し背伸びしたそのマンションを旦那様と共に思い切って購入することにしました。

楽しい準備期間のはずが夫婦に温度差が…

購入後はインテリア雑誌を何冊も買い、壁紙クロスからダイニングテーブル、ソファなどの家具、照明に至るまで自分好みのものを探す日々。それはとても楽しい作業だったと言います。
元々インテリアに興味があったNさんですので、テーブルの木目にもこだわった理想の素敵な家を実現すべく毎日張り切っていました。
一方、ご主人は初めての大きな買い物、これから続く住宅ローンの重責に少し消極的になっていました。
一生ものだからと色々と値の張る家具などを検討するNさんと度々衝突したと言います。
Nさんも自分が良かれと思った事にいちいち反対する旦那様に嫌気がさして、喧嘩が絶えなくなりました。
「もっと安くできるはず。」「こんなものにこの値段ありえない。」いちいち口をはさむ旦那様が細かくて器が小さく思えたそうです。こんな一面があったのかと別の顔を見た感じでした。
新築マンションが待ち遠しいのに夫婦間のすれ違いは増すばかりでした。

新築離婚という決断

「この人と住むのが耐えられない。。」
結局、Nさんは待ちに待った新築マンションに8か月住んだだけで離婚をすることになりました。マンション購入をきっかけにお互いの価値観の違い、性格の不一致に気づき、一緒に生活していけなくなったということです。

このように家を購入したことがきっかけで夫婦間の溝が深まり離婚する人が少なくないといいます。
「新築離婚」というそうです。

住んだ直後に600万円下落

「新築離婚」の場合、お互いが離婚しても「新築マンション」と「組んだばかりの住宅ローン」は残ります。この新築マンション、住むとほとんどの場合すぐに資産価値が落ちます。
夢を掻き立てる豪華なパンフレットやモデルルーム、広告宣伝費など開発元のコストが上乗せされているからです。2割は減ると言われています。
仮に3.000万円のマンションですと600万円も資産価値が落ちてしまうのです。

住宅ローンの頭金を多く入れていると残債が資産価値を上回ることはないかと思いますが、Nさんのように、インテリアなどの購入などにお金をかけるとなかなか頭金に十分お金を回せません。
「新築離婚」の場合、ほとんどがオーバーローンの状態になってしまうといっていいでしょう。

離婚後も住宅ローンは続きます。Nさん夫婦の場合、共働きで連帯債務を負っていました。
どちらか一人がローンを負うことは経済的に難しいためマンションは売却するしかありません。
こういった場合、オーバーローンとなっているので任意売却をすることになります。

無事任意売却をし、残債はこちらの交渉で減額の上それぞれが支払っていくことに落ち着きました。

新築物件を抱えての離婚の場合、資産価値がほとんどの場合下落してしまいますので、任意売却を選択することになります。
離婚後、お互いが新しい気持ちで人生をスタートできるよう、煩雑な任意売却の手続き、そして両者が顔を合わさなくてもお互いが納得のいく交渉ができるよう、私共アースコンサルティングオフィスのスタッフは尽力いたします。
お二人だけでは解決することが難しい問題は専門スタッフに是非お任せください。